アーノルド・ヤンセンは1837年11月5日、ドイツのゴッホに生まれる。1861年ミュンスター教区司祭として叙階され、そこで「祈祷の使徒」運動に努めた。キリスト教徒の一致と福音宣教、キリストをまだ知らない人びとのところでの教会設立の熱意に燃え、1875年、オランダのシュタイルで神言修道会を創立した。宣教女の必要を悟り、二つの女子修道会すなわち、聖霊奉侍布教修道女会を1889年に、永久礼拝聖霊奉侍修道女会を1896年に創立した。1896年以来ヤンセン神父は、ローマの布教聖省に、日本進出について打診し、北海道函館の司教には、その際カトリック学校設立のみでなく、司牧実践に携わることをも要望していた。最初の神言修道会宣教師は1907年9月11日に、翌1908年6月30日には聖霊奉侍布教修道女会会員が秋田に到着した。
アーノルド・ヤンセンは1909年1月15日に帰天した。1975年10月19日に教皇パウロ六世により列福、2003年10月5日に教皇ヨハネ・パウロ二世により列聖された。2008年1月神言修道会と聖霊奉侍布教修道女会は合同で、日本宣教百周年を記念した。