1月29日

聖ヨセフ・フライナーデメッツ司祭


Joseph Freinademetz

 ヨセフ・フライナーデメッツは1852年北イタリアのブレッサノーネ・ブリクセン教区のオイエス・アブタイに生まれる。1875年に教区司祭として叙階、1878年に、オランダのシュタイルで始まった神言修道会に入会。1879年に中国に派遣され宣教活動に従事。1898年に喉頭と肺炎を患い、一時長崎で短期間の湯治療養を行って中国に帰国。福音宣教に生涯を献げ尽くして1908年1月28日にタイキャ(戴家)で帰天。

 1975年10月19日に教皇パウロ六世により列福。列聖調査では、名古屋の南山大学在籍中のメノナイト派の白血病の学生が福者ヨセフ・フライナーデメッツの取り次ぎを願うノベナと病者の塗油により奇跡的に完治したことが認められる。2003年10月5日に聖アーノルド・ヤンセンとともに教皇ヨハネ・パウロ二世により列聖。



入祭唱(Iコリント9・22―23)

わたしはすべての人に対してすべてのものになりました。
何とかして何人かでも救うためです。
福音のためなら、わたしはどんなことでもします。


集会祈願

憐れみ深い全能の神よ、
中国の人々に救いの福音を宣べ伝えるため、
聖霊はあなたの司祭、聖ヨセフ・フライナーデメッツを駆り立てました。
聖人の取り次ぎにより、すべての人々がイエスとその十字架と復活の力を知り、
主を自らのあがない主として信じることができますように。
聖霊による一致のうちに、あなたとともに神であり、
世々とこしえに生き、治められる御子、
わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。


奉納祈願

いつくしみ深い神よ、 祭壇の上に供えものをささげて祈るわたしたちに、
聖ヨセフを満たした同じ愛の霊をお与えください。
この秘跡によってわたしたちが
み心にかなったいけにえを捧げることができますように。
わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。


拝領唱(IIコリント12・15)

わたしは、あなたがたの魂のために、
大いに喜んで自分自身を使い果たそう。


拝領祈願

神よ、今受けた秘跡と、 聖ヨセフ・フライナーデメッツの模範と宣教の熱意によって、
福音の真理を忠実に証しすることができるよう、
わたしたちを聖霊の力で強めてください。
わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。


聖ヨセフ・フライナーデメッツへの祈り

聖ヨセフよ、わたしたちが愛情に満ち、
開かれた心を持つことができるように取りなしてください。
あなたのように、わたしたちの人生の中で語りかける主の呼びかけに耳を傾け、
勇気をもって応える事ができますように。いかなる社会にあっても、
どのような宗教に属していても、またどのような異なる文化に根ざしていても、
兄弟姉妹すべてに対して愛をもって奉仕することができるように助けて下さい。
人類家族の多様性を快く受け入れ、
神のうちに分かち合う命の豊かさに感謝することができますように。アーメン。