復活節第7土曜日 (ヨハ21,20-25)

復活節第7土曜日 (ヨハ21,20-25)

「イエスのなさったことは、このほかにも、まだたくさんある。わたしは思う。その一つ一つを書くならば、世界もその書かれた書物を収めきれないであろう。」ヨハ21,25

イエス・キリストが洗礼を受けられてから、十字架上で亡くなられた時まで、わずか3年と数ヶ月の間に活動をされただけなのですから、福音記者聖ヨハネは、その時のイエスがなさったことをすべて記録しようと思ったならば、十分にできたはずです。けれどもヨハネは、実際にそれだけではなく、復活された後にも働き続けておられるイエスがなさることと、その意義も伝えようとしたので、確かにそれらすべてを書きとめることは不可能だということになるわけです。

私たちは心を開いて、生きておられるイエスに従い、ペトロとヨハネのように、与えられた使命を果たすことによって、イエスの働きの素晴らしさと偉大さを他の人々に現すことができますように祈りましょう。

全能の父よ。
復活節を通して、
御子イエスの受難と栄光の神秘を祝ったわたしたちが、
日々の生活の中で、
その喜びに生きることができますように。
聖霊の交わりの中で、
あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子、
わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。