年間第12月曜日 (マタ7,1-5)

年間第12月曜日 (マタ7,1-5)

「兄弟に向かって、『あなたの目からおが屑を取らせてください』と、どうして言えようか。自分の目に丸太があるではないか。偽善者よ、まず自分の目から丸太を取り除け。そうすれば、はっきり見えるようになって、兄弟の目からおが屑を取り除くことができる。」マタ7,4-5

自分の問題をはっきりと認識することやそれを解決することは、辛いことですので、この苦しみを避けるために多くの人々は、自己正当化を試みたり、責任転換したり、自分を自分よりも悪い人と比較したり、他の人を批判したりします。けれども、そのような努力によって気が少し楽になっても、自分の問題はそのまま残っていますし、場合によって、当初よりも問題は段々と大きくなって、私たちの人生にますます悪い影響を及ぼしていることもあるのです。

私たちは、あらゆる問題を解決する力を持っておられるイエスに信頼して、イエスの無条件の愛に力付けられて、自分の問題から逃げることなく、それを認識して、イエスと共にこの問題の解決に取り組むことができますように祈りましょう。

天地万物を治められる神よ、
あなたの民の祈りをいつくしみをもって聞き入れ、
世界に平和への道を示してください。
聖霊の交わりの中で、
あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子、
わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。