年間第12土曜日 (マタ8,5-17)

年間第12土曜日 (マタ8,5-17)

「夕方になると、人々は悪霊に取りつかれた者を大勢連れて来た。イエスは言葉で悪霊を追い出し、病人を皆いやされた。それは、預言者イザヤを通して言われていたことが実現するためであった。『彼はわたしたちの患いを負い、/わたしたちの病を担った。』」マタ8,16-17

イエスが一言だけ語ることによって、人の病気を癒してくださったところを見ると、イエスにとって人を癒すことは、非常に簡単なことであったように見えるでしょう。しかし、人々を癒すことが、イエスにとってどれほど大変なことであったか、人を癒すためにイエスはどれほど大きな「代価を支払った」かということが分かるためには、イエスの受難とイエスの十字架上の死を見る必要があるのです。

イエスがご自分の受難と死によってもたらした、救いの恵みを無駄にしないために、私たちは百人隊長のようにイエスの愛と権威を認め、心を開いて、体、心と魂の癒しの恵みを受け入れることができますように祈りましょう。

恵み豊かな神よ、
わたしたちの信仰、希望、愛を強めてください。
すべてに越えてあなたを愛し、
約束された永遠のいのちを受けることができますように。
聖霊の交わりの中で、
あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子、
わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。