年間第20火曜日 (マタ19,23-30)
「イエスは弟子たちに言われた。『はっきり言っておく。金持ちが天の国に入るのは難しい。重ねて言うが、金持ちが神の国に入るよりも、らくだが針の穴を通る方がまだ易しい。』弟子たちはこれを聞いて非常に驚き、『それでは、だれが救われるのだろうか』と言った。イエスは彼らを見つめて、『それは人間にできることではないが、神は何でもできる』と言われた。」マタ19,23-26
救いは、人間の努力の結果ではなく、神が無償で下さる賜物ですので、それを手に入れるために必要なのは、ただそれを神の手からいただくことだけなのです。それは、自分が子どものように無力で、生きるために他の人に頼らなければならないと考えている人にとって、良い知らせでしょうが、財産をはじめ、いろいろな才能、学歴や権力などのような力を持っていて、それに頼って生きている人にとっては、大きな問題になる恐れがあります。なぜなら、自分が努力すれば、欲しいものを何でも手に入れることができるので、他者の憐みを要らないと思う意味で傲慢になっている人にとって、無償の救いを受け入れることは、非常に難しいことになり得るからです。
私たちは、多くのものを勝ち取る力があっても、自分の努力だけでは救いを得ることができないという事実を素直に認めて、この救いをいつくしみ深い父である神の手から、無償の恵みとして受け入れることができますように。そして、与えられたあらゆる力と救いの恵みを他の人と分かち合うことによって、感謝の念を表すことができますように祈りましょう。
全能永遠の、神である父よ、 わたしたちの行いが、 いつもみ旨にかなうよう導いてください。 御子キリストのうちにあって、 豊かな実りを結ぶことができますように。 聖霊の交わりの中で、 あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子、 わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。