洗礼者聖ヨハネの殉教 (マコ6,17-29)

8月29日 洗礼者聖ヨハネの殉教 (マコ6,17-29)

「客の手前、少女の願いを退けたくなかった。そこで、王は衛兵を遣わし、ヨハネの首を持って来るようにと命じた。」マコ6,26-27

有力者であったヘロデ王は、神の呼びかけを無視して、段々と大きな罪を犯し、この罪の虜になったがゆえに、自由を失い、心を痛めながらも、自分の意志に逆らって、無実な人の命を奪うようになってしまったのです。

洗礼者ヨハネは、逆に、神の言葉に従うことによって、批判や監禁されても、また、死を前にしても、与えられた使命を果たすことができるほど心が強くなり、自由になって、救い主の有力な協力者になったのです。

洗礼者ヨハネと同じように私たちも、神の言葉に忠実に従うことができますように。そして、世の救い主イエス・キリストのために、多くの人の心がキリストへと向かうための道を、整えることができますように祈りましょう。

すべてを導かれる神よ、
洗礼者聖ヨハネは、その誕生においても死においても、
御子キリストの先がけとなって主の道を備えました。
真理と正義のためにいのちをささげた聖人にならい、
わたしたちも、
力を尽くして福音のあかしとなることができますように。
聖霊の交わりの中で、
あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子、
わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。