2020-09-11

年間第23金曜日 (ルカ6,39-42)

「まず自分の目から丸太を取り除け。そうすれば、はっきり見えるようになって、兄弟の目にあるおが屑を取り除くことができる。」ルカ6,42

自分の「目にある丸太」を取り除かない限り、つまり自分のうちにある罪とか、心の傷とか、野心、欲望、根拠のない期待などのようなものから解放されない限り、人間として順調に成長することができないし、他の人、例えば、自分の子どもや配偶者、自分の友や隣人、部下や上司などに対する自分の責任や、自分の使命を果たすことができません。なぜなら、私たちは自分の問題を解決しなければ、少なくとも、それを知り、自覚しなければ、そんなつもりがなくても、いつも自分を正当化したり、責任転嫁したり、相手を利用したりするからです。

私たちは、イエス・キリストを信頼して、自分の心の問題を示していただき、イエスに従うことによって、このような問題を少しずつ解決していただいて、自分をはじめ周りにいる人たちを、愛することができるために自由になるように祈りましょう。

いつくしみ深い父よ、
あなたはわたしたちを選び、光の子としてくださいました。
わたしたちが罪のやみに迷うことなく、
いつも真理の光のうちに歩むことができますように。
聖霊の交わりの中で、
あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子、
わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。