年間第5火曜日 (マコ7,1-13)

「イエスは言われた。『あなたたちは自分の言い伝えを大事にして、よくも神の掟をないがしろにしたものである。・・・ こうして、あなたたちは、受け継いだ言い伝えで神の言葉を無にしている。』」マコ7,9.13

周りの人々と同じように生きることによって、たとえ幸せにならなくても、これが「人生そのものだ」とか、「人生からこれ以上に何も期待できない」などのように考えたりして、安心することができるかもしれません。逆に、別の生き方に幸せになる可能性を見出しても、これを実行することは、非常に難しいものです。なぜなら、昔から慣れている生き方と違って、この新しい生き方を不自然に感じるし、また、周りの皆と異なる生き方をすると不安に感じることも、批判されることや変人扱いされることもあるからです。

私たちを創造し愛しておられる神は、人間に相応しい生き方を誰よりもよく知っておられるし、この生き方を聖書の言葉を通して教えてくださいますので、この事実を新たに意識して、父である神と御言葉を信頼することができますように。そして、私たち自身の内や外にあるいろいろな妨げを乗り越え、御言葉に従って生きることによって、多くの人々に、すべての人々のために創造主である神が定めてくださった最高の生き方を、示すことができますように祈りましょう。

全能の神よ、
あなたのゆるしは限りなく、
そのあわれみはすべてに及びます。
あなたを探し求める人に恵みを注ぎ、
水遠の喜びを与えてください。
聖霊の交わりの中で、
あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子、
わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。

年間第5月曜日 (マコ6,53-56)

「一行が舟から上がると、すぐに人々はイエスと知って、その地方をくまなく走り回り、どこでもイエスがおられると聞けば、そこへ病人を床に乗せて運び始めた。」マコ6,54

イエスはガリラヤ湖の向こう側、つまり異邦人のところに初めて行って、レギオンに取りつかれた人を解放したところ、その地から追い出されてしまいましたが、今回は大歓迎されて、多くの人々がイエスの助けを求めたのです。恐らく、この人たちのイエスに対する態度のこのような変化は、イエスのいつくしみと力を体験した人たちの証しの結果だったのでしょう。

イエスの愛、イエスの知恵と力を知った私たちは、大きな希望を持ってイエスを証しすることによって、ますます多くの人々がイエスを自分の人生に受け入れ、イエスに頼って生きることができますように祈りましょう。

すべてを治められる神よ、
聖スコラスチカを記念して祈ります。
聖女の模範にならい、
わたしたちも真心をこめてあなたに仕え、
まことの喜びを見いだすことができますように。
聖霊の交わりの中で、
あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子、
わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。
すべてを一つに集めてくださる父よ、
信じる人々が、
あなたにふさわしい礼拝をささげることができるのは
あなたの恵みによるものです。
今ここに集まっているわたしたちが、
約束された国に向かってともに歩むことができますように。
聖霊の交わりの中で、
あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子、
わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。

年間第4土曜日 (マコ6,30-34)

「イエスは舟から上がり、大勢の群衆を見て、飼い主のいない羊のような有様を深く憐れみ、いろいろと教え始められた。」マコ6,34

羊は非常に弱くて無力な動物ですので、羊を牧場や泉に導き、狼などから守ってくれる羊飼いがいなければ、生きることができないようです。人間は、「羊飼い」、つまり正しい導き手がいなくても生きることができるでしょうが、その時に手に入るものは人の心の飢え渇きを癒すことができないし、自分の欲望や自分を悪用しようとする不正の導き手に従えば、自分の滅びに向かって歩むことになるのです。

人間の心を完全に満たすことのできる、愛と命の源である神のもとへと導くこと、また、人間をあらゆる危険や悪から守ること、それができるのは、イエス・キリストだけであるという事実をますます多くの人々が悟り、イエスに信頼して従うことによって、ますます豊かに生き、さらに人間の最高の幸福である永遠の命に入ることができますように祈りましょう。

万物を治められる神よ、
世界の歩みを力強く導いてください。
現代に生きる教会が人々に仕え、
平和のために尽くすことができますように。
聖霊の交わりの中で、
あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子、
わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。