主の降誕第6日 (ルカ2,36-40)

 「そのとき、近づいて来て神を賛美し、エルサレムの救いを待ち望んでいる人々皆に幼子のことを話した。」ルカ2,38

愛に生きるためには、例外なくすべての人々が、彼らを罪と他の束縛から解放してくださる救い主を必要としていますが、救い主がすでに来てくださっても、それを知らないがゆえに、救い主を受け入れない人々がまだまだ非常に大勢いるようです。

イエス・キリストこそが、約束された救い主であることを信じた私たちは、イエス・キリストが成し遂げてくださった救いにあずかることによって、愛に生きることができますように。そして、救いの恵みの素晴らしさを証しすることによって、多くの人々をイエス・キリストのもとに導くことができますように祈りましょう。

全能の神よ、
罪に縛られ、その重荷を担うわたしたちを顧み、
人となられた御ひとり子によって解放してください。
聖霊の交わりの中で、
あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子、
わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。

12月31日 聖家族B年 (ルカ2,22-40)

「幼子はたくましく育ち、知恵に満ち、神の恵みに包まれていた。」 ルカ2,40

神が一緒にいてくだされば、それとも神が祝福してくだされば、いろいろな問題や困難を避けることができると思う人が大勢いるようです。それが事実でしたら、どうしてマリア、ヨセフとイエス、つまり聖家族には、イエスが生まれる前にも生まれた後にも、そんなに沢山の難しい問題や困難があったのでしょうか。神は彼らと共にいなかったのでしょうか。彼らを祝福していなかったのでしょうか。

聖家族が体験していた問題や困難は、確かに彼らの苦しみになっていましたが、この家族を壊すことはできなかったし、イエスの成長を妨げることもできませんでした。いろいろな困難に直面していた家族の中で育てられたイエスは、他の人、特に困っている人や苦しんでいる人に対して、思いやりのある心を持つ完全な人になることができたのです。

私たちと共にいてくださる神が私たちを祝福してくださるというのは、私たちが歩む道に現れるすべての障害物を片付けてくださるということではなく、それを乗り越えるために必要な力を与えてくださるということであり、また、出逢う悪からさえも善を引き出してくださるということなのです。もし、私たちが、聖家族のようにいつも神を信頼して、その導きに従うならば、どんな問題や困難に直面しても、それが私たちに害を与えないだけではなく、私たちの益になるよう働くという確信を持つことができますので、いかなる問題や困難も恐れる必要はないのです。

恵み豊かな父よ、あなたは、
聖家族を模範として与えてくださいました。
わたしたちが聖家族にならい、
愛のきずなに結ばれて、
あなたの家の永遠の喜びにあずかることができますように。
聖霊の交わりの中で、
あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子、
わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。

12月29日 主の降誕第5日 (ルカ2,22-35)

「主よ、今こそあなたは、お言葉どおり/この僕を安らかに去らせてくださいます。わたしはこの目であなたの救いを見たからです。これは万民のために整えてくださった救いで、異邦人を照らす啓示の光、/あなたの民イスラエルの誉れです。」ルカ2,29-31

世の光としてこの世に生まれてきた神の子は、神に象って、神に似せて創造された人間の尊さを示してくださったと同時に、罪によって醜くなった人間の心をも照らしてくださっています。

たとえ自分の罪、自分の醜いところを知ることが苦しくても、イエスの光のもとに留まることができますように。そして、イエス・キリストによって、罪から解放されて、神の愛と命にあずかり、神の子どもとして生きることができますように祈りましょう。

万物の造り主である神よ、
あなたはキリストの光によって世のやみを退け、
いつくしみを注いでくださいます。
御子の誕生の神秘を、清い心で賛美することができますように。
聖霊の交わりの中で、
あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子、
わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。