12月28日 幼子殉教者 (マタ2,13-18)

「さて、ヘロデは占星術の学者たちにだまされたと知って、大いに怒った。そして、人を送り、学者たちに確かめておいた時期に基づいて、ベツレヘムとその周辺一帯にいた二歳以下の男の子を、一人残らず殺させた。」マタ2,16

自分の権力を守るために無力な幼子を殺すことは、人間の仕業と言うよりも、悪魔の仕業と言えるのではないかと思います。現在においても、ヘロデのような悪魔の使いたちは、自分の権力や富のためにいろいろな不正を行うことによって、無数の人たちを犠牲にしたり殺したりしていますので、このような悪が世界を支配しているように見えるかもしれません。けれども、自分の利益しか求めていない人々の被害者になったイエス・キリストが、ご自分の苦しみと死を愛のいけにえに変えたことによって、すべての人々を罪と悪の支配から解放してくださったのです。

イエス・キリストが成し遂げてくださった救いの恵みを感謝しながら、私たちも自分の利益のために他の人を利用したり、犠牲にしたりするのではなく、他の人の善のために力を尽くし、必要に応じて自分を犠牲にすることによって、悪に打ち勝ち、救いにあずかることができますように祈りましょう。

すべてを導かれる神よ、
きょう記念する幼子殉教者は、
死によって信仰の賛歌をささげました。
わたしたちもことばだけでなく、
日々の行いの中に信仰をあらわすことができますように。
聖霊の交わりの中で、
あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子、
わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。

12月27日 聖ヨハネ使徒福音記者 (ヨハ20,2-8)

「続いて、シモン・ペトロも着いた。彼は墓に入り、亜麻布が置いてあるのを見た。イエスの頭を包んでいた覆いは、亜麻布と同じ所には置いてなく、離れた所に丸めてあった。それから、先に墓に着いたもう一人の弟子も入って来て、見て、信じた。」ヨハ 20,6-8

福音書において「イエスが愛しておられた弟子」として自分を表す聖ヨハネは、恐らく、誰よりも強くイエスを愛するようになったがゆえに、御言葉の愛の神秘を誰よりも深く知るようになって、この神秘を、書き記した福音書を通して私たちに伝えたのです。

私たちは、福音書を読むことによって、生きておられる御言葉であるイエス・キリストと接し、ますます深く彼を知ることができますように。そして、聖ヨハネのように主イエスを愛するようになり、神の命にあふれるほど満たされ、この命を伝えることによって他の人を生かすことができますように祈りましょう。

聖なる父よ、
あなたは使徒ヨハネを通して、
わたしたちにみことばの神秘を現してくださいました。
この使徒が伝える教えを正しく理解する力をお与えください。
聖霊の交わりの中で、
あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子、
わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。

12月26日 聖ステファノ殉教者 (マタ10,17-22)

「わたしの名のために、あなたがたはすべての人に憎まれる。しかし、最後まで耐え忍ぶ者は救われる。」マタ10,22

大きな喜びに満ちた降誕祭の次の日に、最初の殉教者である聖ステファノの殉教を記念します。この記念は、クリスマスの雰囲気を壊すと思う人がいるかもしれませんが、神の子はどのような現実の中で生まれてきたかということを表すことによって、私たちを救うためにご自分の命を失う覚悟さえ持っていたイエスの愛の深さ、そして、その愛の偉大さと力強さを表しているのです。

私たちは、聖ステファノの模範に倣って、イエスの愛を受け入れ、この愛によってあらゆる恐れから解放されて、愛に楽しみが伴うときだけではなく、苦しみが伴うときにも、この愛に忠実に生きることができますように祈りましょう。

永遠の愛である神よ、
迫害する者のために
ゆるしを求めた聖ステファノを記念して祈ります。
聖人の模範にならうわたしたちに、
敵をも愛する恵みをお与えください。
聖霊の交わりの中で、
あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子、
わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。