年間第33土曜日 (ルカ20,27-40)

「イエスは言われた。『この世の子らはめとったり嫁いだりするが、次の世に入って死者の中から復活するのにふさわしいとされた人々は、めとることも嫁ぐこともない。この人たちは、もはや死ぬことがない。天使に等しい者であり、復活にあずかる者として、神の子だからである。』」ルカ20,34-36

結婚誓約によって結ばれた男女は、相互の愛に生き、愛を育てることと、命を伝えること、さらにこの命を支えることによって、創造のわざに協力する使命を創造主である神から与えられました。創造が完成されて、神の国に受け入れられた人たちは、神ご自身の愛と命にあずかり、皆が一つとなるほど完全な愛に結ばれますので、この世においてどうしても必要な結婚制度は、神の国ではもはや必要がなくなるわけです。

結婚生活をしている人々は、神の賜物である愛と命にいつも開かれた態度を保って、この賜物に忠実に生きることによって、与えられた使命を果たし、神の国に入ることができますように祈りましょう。

諸国民の父である神よ、
ベトナムの百十七殉教者は、
自らの血によって御子の十字架に
最後まで従う信仰をあかししました。
殉教者の取り次ぎを祈るわたしたちも
神の愛を隣人に伝え、
神の子どもとして成長することができますように。
聖霊の交わりの中で、
あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子、
わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。
すべてを治められる神よ、
みことばを宣教し、教会を導くために、
あなたは聖アンデレを選び、使徒とされました。
聖人の殉教を記念して祈るわたしたちに、
あなたの国のあかしとなる恵みをお与えください。
聖霊の交わりの中で、
あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子、
わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。
全能永遠の神よ、
あなたを愛する心をお与えください。
復活の信仰に生きるわたしたちが、人々の中で、
絶えずそのあかしを立てることができますように。
聖霊の交わりの中で、
あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子、
わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。

11月26日 王であるキリスト・年間第34主日A年 (マタ25,31-46)

「そこで、王は答える。『はっきり言っておく。わたしの兄弟であるこの最も小さい者の一人にしたのは、わたしにしてくれたことなのである。』」マタ25,40

イエスがピラトの前で言ったように、ご自分の国はこの世に属していません(ヨハ18,36)。 したがって、王であるイエス・キリストの王国はこの世の王国と異なるものですし、イエス自身もこの世の王たちとまったく異なっておられる王なのです。イエスは軍隊も警察も持っていないし、誰にも服従を強いることもなければ、ご自分の王国を暴力によって守ったり、広めたりすることもありません。それからキリストは、仕えられる王ではなく、仕える王なのです。しかも、人の善のためにご自分の力を尽くすのみならず、ご自分の命さえもささげます。なぜなら、イエスは、ご自分の味方となっている人だけではなく、すべての人を愛しておられる王であるからです。

多くの人にとってそのような王は、非常に弱く見えるし、無視しやすくて、侮辱しやすい者なのです。けれども、イエスはご自分を無視する人も、ご自分を侮辱する人も愛し続けます。そして、この愛のゆえに、この人たちがイエスを自分の王として、自分の主として認めるようにと、ご自分の王国、つまり神の国に入るようにと、絶えず招き続けるのです。決して滅ぼされることも、消えることもないこの愛こそ、イエスの力なのです。死よりも強いこの愛のために、イエスの支配は終わることがないし、その王国は永遠に存在し続けるのです。

イエスの招きに応えて、イエスを本当に自分の王、自分の主として認めた人は、イエスと同じように愛に生きています。自分を生かすために他人を利用するのではなく、必要があれば自分を犠牲にしながらも、他人の善のために力を尽くします。したがって、愛に生きている人は誰でも、たとえイエスを知らなくて、意識的にイエスを自分の王として認めていなくても、実際にイエスに従っているし、イエスに属していると言えます。けれども、イエスを王として認めていると言いながらも、愛に生きていない人は、実際にはイエスに属しているとは言えないでしょう。

全能永遠の神よ、
あなたは、天地万物の王であるキリストのうちに、
すべてが一つに集められるようお定めになりました。
造られたすべてのものが、罪の束縛から解放されてあなたに仕え、
栄光を終わりなくたたえることができますように。
聖霊の交わりの中で、
あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子、
わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。

 

年間第33金曜日 (ルカ19,45-48)

「それから、イエスは神殿の境内に入り、そこで商売をしていた人々を追い出し始めて、彼らに言われた。『こう書いてある。「わたしの家は、祈りの家でなければならない。」/ところが、あなたたちはそれを強盗の巣にした。』」ルカ19,45-46

神がご臨在されたエルサレムの神殿は、祭司たちの仲介によって、すべての人々が神を礼拝し、神から必要な恵みをいただく祈りの家となるはずでしたが、祭司たちが自分たちの利益を優先して、神から与えられた使命を裏切ったがゆえに、神殿はこの役割を果たさなくなり、結局、破壊されました。そのとき以降、イエス・キリストは、永遠の神殿であり、唯一の大祭司であるのです。

私たちは、イエス・キリストとの交わりのうちに生きることによって、父である神を礼拝し、神から必要な恵みをいただくことができますように。そしてイエスに忠実に従うことによって、与えられた恵みを他の人に伝えることができますように祈りましょう。

信じる者の力である神よ、 
あなたに呼び求めるわたしたちを顧みてください。 
聖女セシリアの取り次ぎに支えられて、 
ふさわしい賛美の歌をささげることができますように。 
聖霊の交わりの中で、 
あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子、 
わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。
全能の神よ、
わたしたちがいつも聖霊の光を求め、
ことばと行いをもって、
み旨を果たすことができるように導いてください。
聖霊の交わりの中で、
あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子、
わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。