年間第28金曜日 (ルカ12,1-7)

「イエスは、まず弟子たちに話し始められた。『ファリサイ派の人々のパン種に注意しなさい。それは偽善である。』」ルカ12,1

ファリサイ派の人々の一つの大きな問題とは、傲慢でした。彼らは、他の人よりも良く祈り、他の人よりも良く掟を守り、他の人よりもすぐれた人間であると思ったがゆえに、安心して生きていました。けれども、彼らが安心して生きることができたのは、そのような生き方で満足し、それを頼りにしていたことによって、実際には、神から離れていて、滅びに向かっていたことに気が付かなかったためだけなのです。

私たちは、ファリサイ派の人々の間違いを繰り返すことがないように、自分自身の罪や足りないところを認めると同時に、神の愛といつくしみを頼りにすることによって、安心して生きることができますように祈りましょう。

全能永遠の神よ、
あなたの恵みは限りなく、
人の思いをはるかに超えて世界の上に注がれます。
わたしたちを罪の重荷から解放し、
まことの自由に導いてください。 
聖霊の交わりの中で、
あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子、
わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。

 

年間第28木曜日 (ルカ11,47-54)

「神の知恵もこう言っている。『わたしは預言者や使徒たちを遣わすが、人々はその中のある者を殺し、ある者を迫害する。』こうして、天地創造の時から流されたすべての預言者の血について、今の時代の者たちが責任を問われることになる。」ルカ11,49-50

人間は救いへの道、つまり、完全な愛と最高の幸福への道を、知らないにもかかわらず、神がその道を示すために預言者を遣わしても、預言者の言葉に従う代わりに、それを無視したり、預言者を殺したりしました。それだけではなく、神の御ひとり子さえも、預言者と同じ目に逢わせたのです。このような人間は、責任を問われたら、どうなるのでしょうか。

昔の人と同じように、神の言葉を無視したり、与えられた恵みを無駄にしたり、自分の中にある神の命を殺したりする人は、自分の愚かさ、自分の過ちを素直に認めて、神のいつくしみ深い愛において希望を見出し、神のゆるしを受け入れるとともに、神と和解することができますように祈りましょう。

全能 永遠の神よ、
殉教者のあかしによって、
あなたは教会に新しい力を与えてくださいます。
アンチオケの司教聖イグナチオの輝かしい殉教を
記念するわたしたちに、
絶えざる勇気をお与えください。 
聖霊の交わりの中で、
あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子、
わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。
全能の神よ、
あなたの支配に逆らう悪の力を滅ぼしてください。
罪から解放されたわたしたちがあなたの国を待ち望み、
正義を行う者となることができますように。
聖霊の交わりの中で、
あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子、
わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。

10月18日 聖ルカ福音記者 (ルカ10,1-9)

「主はほかに七十二人を任命し、ご自分が行くつもりのすべての町や村に二人ずつ先に遣わされた。そして、彼らに言われた。『収穫は多いが、働き手が少ない。だから、収穫のために働き手を送ってくださるように、収穫の主に願いなさい。行きなさい。わたしはあなたがたを遣わす。それは、狼の群れに小羊を送り込むようなものだ。』」ルカ10,1-3

イエスがご自分よりも先に弟子たちを一人ずつではなく、二人ずつお遣わしになったのは、彼らが言葉によってだけではなく、互いに愛し合うことによっても、つまりイエスの教えに基づいて生きている共同体としても、イエスを証しするためでしょう。

イエスの弟子として、同じ使命を与えられている私たちは、個人としても共同体としても、イエスの望みに従って生きることによって、ますます多くの人がイエスを知るようになり、イエスの教え、イエスの愛と平和とともに、イエスご自身をも受け入れることができますように祈りましょう。

救いの源である神よ、

あなたは、聖ルカが書き記した福音を通して、
貧しい者に対するあなたの愛の神秘を示してくださいました。
キリストを信じる人々が、
心と思いを一つにして愛のあかしとなり、
すべての人があなたの救いを見ることができますように。
聖霊の交わりの中で、
あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子、
わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。