年間第22水曜日 (ルカ4,38-44)

「イエスは言われた。『ほかの町にも神の国の福音を告げ知らせなければならない。わたしはそのために遣わされたのだ。』」ルカ4,43

あらゆる病気を癒す力を持っておられたイエスは、この力をただ病人を癒すためにだけ用いたのではなく、「神の国の福音を告げ知らせ」るために用いました。人を癒すことによって神の国が近づいたことを知らせたのです。神の国が近づいたとは、人間の最も大きな必要性と同時に最も深い欲求、つまり、神と愛の交わりのうちに生きることが、可能になったということですので、神の国が近づいたという知らせは、最高の知らせであるわけです。

私たちは、イエス・キリストによって、父である神と愛の交わりのうちに生きることができますように。そして、イエスと同じように、持っているすべての力を、神の国の到来を告げ知らせるために用いることができますように祈りましょう。

聖なる父よ、
あなたはキリストによってわたしたちをあがない、
神の子どもとしてくださいます。
あなたの愛を受けた民を顧み、御子を信じる人々に、
まことの自由と永遠の喜びをお与えください。
聖霊の交わりの中で、
あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子、
わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。

年間第22火曜日 (ルカ4,31-37)

「イエスが、『黙れ。この人から出て行け』とお叱りになると、悪霊はその男を人々の中に投げ倒し、何の傷も負わせずに出て行った。人々は皆驚いて、互いに言った。『この言葉はいったい何だろう。権威と力とをもって汚れた霊に命じると、出て行くとは。』」ルカ4,35-36

イエスの言葉には、それを聞く人々が驚くほど、また悪霊が服従するほど大きな権威と力があったのです。これは、父である神ご自身の権威と力でした。イエスが父である神を信頼して、ご自分の命を始め、神からいただいた他のすべての賜物を、神の意向に従って、すなわち、他の人々の真の善のために用いることによって、ご自分のすべてを神に奉献したからこそ、父である神が、イエスにおいても、イエスを通しても、そんなに力強く働くことができたのです。

私たちも、いただいているすべての賜物を、その与え主である神の望みに従って用いることによって、神が私たちの中で、また、私たちを通して、ますます力強く働いてくださるように祈りましょう。

いつくしみをもって民を治められる神よ、
教皇 聖グレゴリオ一世の祈りを顧み、
教会の指導煮に英知のたまものをお与えください。
よい牧者の指導のもとに、
神の民が力強く成長することができますように。
聖霊の交わりの中で、
あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子、
わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。
聖なる父よ、
あなたは倒れていた世界を、
キリストの死によって、
新しいいのちに立ち上がらせてくださいました。
信じる者を罪の束縛から解放し、
終わりのない喜びを味わわせてください。
聖霊の交わりの中で、
あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子、
わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。

年間第22月曜日 (ルカ4,16-30)

「皆はイエスをほめ、その口から出る恵み深い言葉に驚いて言った。『この人はヨセフの子ではないか。』」ルカ4,22

イエスが語った「恵み深い言葉」を聞いたナザレの人々が驚いたのは、イエスからそんな言葉を聞くとは期待していなかったからでしょうが、彼らはイエスの言葉の素晴らしさを認めることができても、心が閉じていたので、この言葉を受け入れることができず、この言葉がもたらしていた恵みを無駄にしてしまったのです。

私たちは、意外に素晴らしい経験をするときに、ナザレの住民のように、それに驚くことで留まることなく、それにおいて神の働きとこの働きが表す神の愛を見出して、神の導きに従うことができるように、開かれた心を持つ恵みを願いましょう。

全能永遠の神よ、
あなたを愛する心をお与えください。
復活の信仰に生きるわたしたちが、人々の中で、
絶えずそのあかしを立てることができますように。
聖霊の交わりの中で、
あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子、
わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。