年間第13水曜日 (マタ8,28-34)

「イエスが、『行け』と言われると、悪霊どもは二人から出て、豚の中に入った。すると、豚の群れはみな崖を下って湖になだれ込み、水の中で死んだ。」マタ8,32

   非常に大きな破壊力を持っている悪霊は、人間の最も恐ろしい敵でありますが、殆どの人はその存在さえも認めていないがゆえに、悪霊がもたらす危険性を全く無視している現在、悪霊は自由に働き、多くの悪事を行っているのです。

洗礼を受けた時に悪霊とそのわざを退けた私たちは、常にイエス・キリストと繋がっていて、イエスの働きを受け入れることによって、悪霊の罠に陥ることなく、その攻撃に対抗することができますように祈りましょう。

年間第13火曜日 (マタ8,23-27)

「イエスは言われた。『なぜ怖がるのか。信仰の薄い者たちよ。』そして、起き上がって風と湖とをお叱りになると、すっかり凪になった。」マタ8,26

存在しているすべてのものは、神の言葉によって創造されていますので、「風や湖」が人間となられた御言葉であるイエス・キリストに従うことは、それほど驚くべきことではないでしょう。そんな力を持っておられるイエスに自分の人生をゆだねる人は、誰よりも安心して生きることができるはずです。けれどもイエス・キリストは、すべてのものに対して権威を持っていても、この権威を私たちが期待している通りや想像している通りに用いることがありませんので、私たちを襲ってくるものに対して、イエスが無力であるように見えることも、また無関心であるように見えることもあるでしょう。したがって、実際に安心して生きるために、イエスの力を信じるだけではなく、イエスの愛と知恵を信頼する必要もあるわけです。

私たちは、どんな状況においてもイエスに忠実に従って、安心してイエスと共に生きることができるために、イエスに対する信仰と信頼を深めていくことができますように祈りましょう。

聖なる父よ、
あなたは倒れていた世界を、
キリストの死によって、
新しいいのちに立ち上がらせてくださいました。
信じる者を罪の束縛から解放し、
終わりのない喜びを味わわせてください。
聖霊の交わりの中で、
あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子、
わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。

7月3日 聖トマ使徒 (ヨハ20,24-29)

「イエスはトマスに言われた。『わたしを見たから信じたのか。見ないのに信じる人は、幸いである。』」ヨハ20,29

イエスに道を教えていただくように願った(ヨハ14,5)トマス、命をかけて(ヨハ11,16)イエスに従おうとしたトマスにとって、イエスの復活は何よりも望ましいことですので、イエスが復活したという知らせは何よりも喜ばしいことであったはずです。恐らく、トマスが他の弟子たちの証しを受け入れなかったのは、復活の可能性を疑っていたからではなく、自分自身をごまかさないように、イエスの復活が確実なことであることを確かめたかったからではないかと思います。そして、イエスが本当に生きておられることを体験したトマスは、もう何の疑問もなしに、自分の命をイエスにささげたのです。

主イエスが復活したことを信じた私たちは、信仰の恵みを感謝しながら、生きておられるイエスと共に生き、イエスの働きを体験することによって、この信仰とイエスに対する私たちの愛が、一層深まりますように祈りましょう。

いつくしみ深い父よ、
復活したイエスを見て
信じた使徒聖トマを記念して祈ります。
聖人の取り次ぎに支えられて、
わたしたちも神の子イエス・キリストを信じ、
その名によって、
永遠のいのちを受けることができますように。
聖霊の交わりの中で、
あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子、
わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。