6月11日 三位一体の主日A年 (ヨハ3,16-18)

「神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。独り子を信じる者が一人も滅びないで、永遠の命を得るためである。」ヨハ3,16

イエス・キリストが、私たちのためにご自分の命を与えてくださったことによって、完全な愛とは、愛する人のために自分自身の全てを奉献することであるということを、示してくださいました。

父と子と聖霊は、このような完全な愛を以て互いに愛し合っておられる、つまり互いに完全に与え合い、受け入れ合うがゆえに完全に一致しておられます。ですから、父と子と聖霊は異なるペルソナ(位格)であっても一体であり、唯一の神なのです。

父である神は、御ひとり子、それから聖霊をお与えになることによって、ご自分自身を私たちに与えてくださいました。この神ご自身の奉献によって、すべての人が三位一体の神との愛の交わりに招かれているということが分かります。実は私たちは、愛によって神と結ばれて、神と一つになるために創造されていますので、この目的に到達していない限り、私たちの心の望みは満たされないし、永遠に続く幸せを味わうこともできないのです。

人間は罪を犯したことによって神から離れて、神との交わりを失いましたので、神の招きに応えることができなくなりました。けれども、神の御ひとり子が人間になって、あがないのわざを実現してくださった結果、神と和解すること、最終的に神と一つになることが可能になったのです。

洗礼を受けることによって私たちは、聖霊とともに、父と御子を受け入れましたが、三位一体の神の愛の交わりに完全に参与し、神と一体になるためには、私たちが自分自身を神に奉献しなければなりません。キリストに従い、キリストのように隣人を愛するように努力することによって、すなわち自分のためではなく、他者のために生きるように努力することによって、私たちは少しずつ自分自身を三位一体の神にささげ、神との愛の交わりを深めるのです。

聖なる父よ、
あなたは、みことばと聖霊を世に遣わし、
神のいのちの神秘を示してくださいました。
唯一の神を礼拝するわたしたちが、
三位の栄光をたたえることができますように。
聖霊の交わりの中で、
あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子、
わたしたちの主イェスーキリストによって。アーメン。

 

6月9日 年間第9金曜日 (マコ12,35-37)

「大勢の群衆は、イエスの教えに喜んで耳を傾けた。」マコ12,37

   聖書は聖霊を受けた人々によって書き記されたものですので、聖霊の導きに従って聖書を読む人だけが、神の言葉の真の意味、神ご自身が語っておられることの正しい意味が分かるのです。

私たちは、イエスに倣って、開かれた心をもって聖書を読み、受けたメッセージに従って生きることによって、ますます深く神ご自身を知ること、つまり、神との関わりを深めることができますように祈りましょう。

年間第9木曜日 (マコ12,28b-34)

「『心を尽くし、知恵を尽くし、力を尽くして神を愛し、また隣人を自分のように愛する』ということは、どんな焼き尽くす献げ物やいけにえよりも優れています。」マコ12,33

   私たちは正しく生きているかどうか、つまり、人生の目的に近づいているかどうかということを見分けるために、自分が愛において成長しているかどうか、つまり段々と利己心から自由になっていって、自分のためによりも他の人の真の善のために、ますます力を尽くしているかどうかを見る必要があります。

愛に満ちた完全な人生を生きたイエス・キリストと接することによって、私たちは、愛とはどんなものであるかを学び、愛に根ざす生き方を身に付けることができますように祈りましょう。

すべてを治められる神よ、
あなたは先にわたしたちを愛してくださいました。
この愛に支えられるわたしたちが、
いつも心から兄弟に仕えることができますように。
聖霊の交わりの中で、
あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子、
わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。