降誕節月曜日(主の公現後) (マタ4,12-17.23-25)

「そのときから、イエスは、『悔い改めよ。天の国は近づいた』と言って、宣べ伝え始められた。」マタ4,17

イエス・キリストの到来と共に「神の国が近づいた」、つまり、神との正しい関係、愛の交わりのうちに生きる可能性が、すべての人々に与えられたのです。

ますます多くの人々が、人生の目的であり、最高の幸福の状態である神との愛の交わりに生きる希望を、イエス・キリストにおいて見出すことができますように。そして、イエスに近づくことによって、神のもとに近づき、イエスを受け入れることによって、神を受け入れることができますように祈りましょう。

万物を治められる神よ、
あなたの光でわたしたちの心を照らしてください。
この世のやみを乗り越えて、
あなたの国の栄光に達することができますように。
聖霊の交わりの中で、
あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子、
わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。

1月6日 降誕節 (マコ1,7-11)

「そのころ、イエスはガリラヤのナザレから来て、ヨルダン川でヨハネから洗礼を受けられた。水の中から上がるとすぐ、天が裂けて“霊”が鳩のようにご自分に降って来るのを、御覧になった。すると、『あなたはわたしの愛する子、わたしの心に適う者』という声が、天から聞こえた。」マコ1,9-11

自分が神の子であることは、イエスの最も深いアイデンティティになっていましたので、その身分に相応しい生き方、つまり神の心に適う生き方をし、神の愛と神の命を全世界にもたらすことが、イエスにはできたのです。

洗礼を受けた私たちは神の子どもであるわけですので、この身分をますます深く自覚し、神の子どもであるという事実が私たちの最も深いアイデンティティになりますように。そして、父である神の心に適う生き方をすることによって、イエスと同じように神の心に適う神の子になることができますように祈りましょう。

全能永遠の神よ、
あなたは、ひとり子の誕生によって
世に新しい光を注いでくださいました。
おとめマリアからお生まれになった救い主に結ばれて、
わたしたちもあなたの国の栄光に
あずかることができますように。
聖霊の交わりの中で、
あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子、
わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。

主の公現 (マタ2,1-12)

「イエスは、ヘロデ王の時代にユダヤのベツレヘムでお生まれになった。そのとき、占星術の学者たちが東の方からエルサレムに来て、言った。『ユダヤ人の王としてお生まれになった方は、どこにおられますか。わたしたちは東方でその方の星を見たので、拝みに来たのです。』」マタ2,1-2

福音書には、ベツレヘムで生まれたイエスを拝みに来た羊飼いたちと三人の博士について書いてあります。羊飼いたちと学者たちとの間にはいろいろな違いが沢山あるでしょうが、少なくとも一つの共通点があると思います。それは何かというと、謙遜なのです。

おそらく羊飼いたちは、自分の仕事しか知らないほど素朴な人でしたから、幼い子どもたちが両親の言葉を信じるように、素直に天使たちから伝えられた知らせを受け入れました。博士たちは、当時の学者でしたので、本当の学者らしく、勉強すればするほど自分の限界を良く意識して、ますます謙遜になっていたので、神の導きに従うことができ、自分の理解力を超えるものであっても、幼子において啓示された真理を受け入れることができたのです。

現在は、教育の発展の結果、素朴な羊飼いのレベルを超えている人が大勢いますが、博士たちのレベルに届く人は、それほど多くないようです。少しだけ学んで、もうすでにすべてを知っていると思い込むがゆえに、子どもの素直な心を失い、それでいてなお学者の知恵を得ていない人たちは、自分の限界を認めることなく、自分たちを超えるものを受け入れることができないのです。恐らくそのため、現代の多くの人々は、人間の知恵をはるかに超える神によって啓示された真理に対して心を閉ざし、表面的には賢そうでも、実際は偽りのもので満足しようとしているのではないでしょうか。

すべての民の光である父よ、
あなたはこの日、星の導きによって
御ひとり子を諸国の民に示されました。
信仰の光によって歩むわたしたちを、
あなたの顔を仰ぎ見る日まで導いてください。
聖霊の交わりの中で、
あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子、
わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。