年間第1月曜日 (マコ1,14-20)

「ヨハネが捕らえられた後、イエスはガリラヤへ行き、神の福音を宣べ伝えて、『時は満ち、神の国は近づいた。悔い改めて福音を信じなさい』と言われた。」マコ1,14

「神の国は近づいた」とは、神の子であるイエス・キリストの到来とともに、神の愛と神の命にあずかる可能性、つまり、人間の創造の目的であり最高の幸福の状態である、神との愛の交わりに生きる可能性が近づいたということなのです。

ご自分の死と復活によって神の国を実現してくださったイエスに感謝しながら、イエスを受け入れることによって、神の愛と命を受け入れ、まだまだ罪と悪に満ちた世界に留まりながらも、イエスと共に生きることによって、神との愛の交わりに生き、神の国を証しすることができますように祈りましょう。

恵み豊かな神よ、
あなたを仰ぎ見る民の、心からの願いを顧みてください。
わたしたちが何をなすべきかを知り、
果たすべき使命を全うすることができますように。
聖霊の交わりの中で、
あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子、
わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。

年間第1土曜日 (マコ2,13-17)

「イエスはこれを聞いて言われた。『医者を必要とするのは、丈夫な人ではなく病人である。わたしが来たのは、正しい人を招くためではなく、罪人を招くためである。』」マコ2,17

どこにでもおられ、何でも見ておられる神が存在しさえしなかったならば、人間は罰せられずに、何の心配もすることなく罪を犯すことができたと思う人がいますが、それは大きな誤解なのです。罪を犯した人が体験しているいろいろな苦しみは、神が与える罰ではなく、罪の結果なのです。医者が病気の人を癒すように、神は罪によって苦しみ、自由を失った人を助け、解放するように働いておられる方なのです。

私たちは、罪を犯すことがあれば、私たちを愛し罪から解放することのできる方が、一緒にいてくださることに希望を見出して、レビのように心を開いて、罪の最終的な結果を味わうことにならないうちに、癒しの恵みをいただくことができますように祈りましょう。

いつくしみ深い父よ、
あなたはわたしたちを選び、光の子としてくださいました。
わたしたちが罪のやみに迷うことなく、
いつも真理の光のうちに歩むことができますように。
聖霊の交わりの中で、
あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子、
わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。

年間第1木曜日 (マコ1,40-45)

「しかし、彼はそこを立ち去ると、大いにこの出来事を人々に告げ、言い広め始めた。それで、イエスはもはや公然と町に入ることができず、町の外の人のいない所におられた。それでも、人々は四方からイエスのところに集まって来た。」マコ1,45

イエスは重い皮膚病を患っている人に触れることによって、実際にこの人を清めましたが、ユダヤ人の法律上、逆にイエスが汚れたものになりましたので、癒された人が清くなったという証明書を祭司からもらわない限り、イエスは公の場所に行くことができませんでした。癒された人がイエスの言葉に従わなかったために、町に入ろうとしたイエスは自分の計画を実現することができませんでした。けれども、イエスが「人のいない所に」とどまっていても、(もしかして町に滞在していた人よりも)多くの人が四方から集まったので、かえってイエスは元の計画よりも、大きな働きをすることができたのです。

私たちは邪魔されて、思い通りにならないときにも気を落とすことなく、悪や他の望ましくないことから、より大きな善を引き出すことのできる神を信頼して、与えられた使命を果たすために、働き続けることができますように祈りましょう。

聖なる父よ、
あなたはキリストによってわたしたちをあがない、
神の子どもとしてくださいます。
あなたの愛を受けた民を顧み、御子を信じる人々に、
まことの自由と永遠の喜びをお与えください。
聖霊の交わりの中で、
あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子、
わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。