12月9日 無原罪の聖マリア (ルカ1,26-38)

「マリアは言った。『わたしは主のはしためです。お言葉どおり、この身に成りますように。』そこで、天使は去って行った。」ルカ1,38

マリアは、神から与えられた使命をより忠実に果たすために、神の言葉、神の導きを理解しようとしましたが、理解することができなくても、神に信頼して、神のみ旨と同時に神の働きをも受け入れていたのです。このように、マリアはいつも心を開いていて、いつも神と繋がっていましたので、神はマリアの人生において自由に働くことができて、マリアを通してこの世界に、ご自分の御ひとり子と共にご自分の愛と命を与えてくださったのです。

私たちはマリアに倣って、また、マリアの模範と取り次ぎの祈りに支えられて、いつも心を開いて神の導きに従い、神の言葉を実行することによって、神の愛と命をますます豊かに受け入れ、それを他の人に伝えることができますように祈りましょう。

救いの源である父よ、
あなたは、おとめマリアを御子のふさわしい母とするために、
初めから罪の汚れのないものとしてくださいました。
聖マリアの取り次ぎを求めて祈ります。
御子の十字架の恵みによって、聖マリアがすべての汚れを免れたように、
私も清いものとなり、あなたのもとに近づくことができますように。
聖霊の交わりの中で、
あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子、
わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。

 

 

11月30日 聖アンデレ使徒 (マタ4,18-22)

「イエスは、『わたしについて来なさい。人間をとる漁師にしよう』と言われた。二人はすぐに網を捨てて従った。」マタ4,19-20

父である神は、すべての人々を愛の絆で結び、一つに集めたいと求めておられ、そのために常にご自分で働き、また人々の協力をも求めておられるのです。

ますます多くの人々が、今日記念する聖アンデレのようには、すべてを捨てて、福音宣教のために全生涯をささげるように招かれていなくても、それぞれの生きている場で、いつもイエスの教えを守り、聖霊の導きに従って、神の愛を証しすることによって、イエスと共に神の望みに応えて人々を集めることができますように祈りましょう。

すべてを治められる神よ、
みことばを宣教し、教会を導くために、
あなたは聖アンデレを選び、使徒とされました。
聖人の殉教を記念して祈るわたしたちに、
あなたの国のあかしとなる恵みをお与えください。
聖霊の交わりの中で、
あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子、
わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。

 

 

11月9日 ラテラン教会の献堂 (ヨハ2,13-22)

「イエスは縄で鞭を作り、羊や牛をすべて境内から追い出し、両替人の金をまき散らし、その台を倒し、鳩を売る者たちに言われた。『このような物はここから運び出せ。わたしの父の家を商売の家としてはならない。』弟子たちは、『あなたの家を思う熱意がわたしを食い尽くす』と書いてあるのを思い出した。」ヨハ2,15-17

エルサレムの神殿は、人間の象徴です。一人ひとりの人は神にかたどって、神の似姿として創造されました。神は一人ひとりの人を通して、ご自分の栄光を表し、全世界に神聖な命を注ぎたいと望んでおられます。そのために、神の望みに沿って生きている人は、他の人に命を伝える仲介者となっているわけです。

残念ながら、多くの人々が、エルサレムの祭司たちと同じように、神から与えられた能力を本来の目的のために用いる代わりに、また、神の望みに沿って他人を助け、生かす代わりに、ただ自分自身だけを生かそうとして用いるがゆえに、他人に苦しみや死をもたらすことになっているのです。

私たちが本来の姿に戻るように、エルサレムの神殿を清めたイエスは、私たち一人ひとりを清めたいと望んでおられるのです。しかし、私たちを清めるには神殿の場合と違って、自由意志の持ち主である私たちの承諾なしには、全能者である方さえも無力なのです。

ますます多くの人が、心を開き、キリストの働きによって清められて、神の命がますます豊かに全世界に注がれますように祈りましょう。

いつくしみ深い神よ、
あなたは年ごとに、
ラテラン教会の献堂を記念させてくださいます。
あなたの家でいつも清いいけにえがささげられ、
豊かな救いの恵みが与えられますように。
聖霊の交わりの中で、
あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子、
わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。