2. 神
2.1 神はペルソナ(位格)です。すなわち、神は自己を認識しており、自由意志と知性を持ち、自分の個性を失うことなく他のペルソナとつながることができます。
2.2 神は絶対的な存在です。すなわち、神の存在は他のものに依存していません。神は完全に独立しており、始まりも終わりもありません。また、神は永遠、完全、不変、無限、全能と全知のかたなのです。
2.3 神は霊(非物質)であり、時間や空間に制限されません。
2.4 神はその実体(本質、本性)によってのみ制限されています。神がご自分の本質によって制限されているのは、常にご自身に忠実であるためです。
2.5 神は、ご自身が唯一の神であると同時に、三つのペルソナ、すなわち、父と御子と聖霊の完全な一致(一体)であることを啓示されました。
2.6 愛するとは、自分自身を他者に与える(奉献する)ことであると同時に、他者を受け入れることであります。そのため、相互の愛は愛し合う二者を結びつける絆となり、完全な愛は二者の一致をもたらします。
2.7 真の愛は、ペルソナにのみ可能なのです。
2.8父と御子と聖霊(神聖な三位)は、同一神性、すなわち同一実体(本質、本性)を持ち、完全な愛の交わりです。
2.9 神は生きた愛であり、あらゆる真の愛の源です。