1.創造のわざ
-
- 存在しているすべてのもの(宇宙万物)は、神によって無から、良いものとして創造されました。
- 人間は、肉体的な存在(体)と同時に、霊的な存在(霊魂)として、しかも、神にかたどって、神に似せて創造されました。霊魂と体の合併が人間の本質です。
- 愛そのものである神が人間をご自分にかたどって創造してくださったのは、人間が神の命と愛にあずかって、神を賛美しながら、永遠に幸せに生きるためです。
2.原罪
-
- 人間は、神の計画を拒否し自力で神のようになろうとし、罪を犯すことによって、神との親しい交わりを失い、罪に支配されるようになりました。
- 原罪と呼ばれているこの罪によって、最初の秩序(自然の調和)は破壊され、悪(天災、人災、病気、死など)とともに苦しみがこの世に入り込みました。
- 人間の死とは、人間の本質となっている霊魂と体の合併が破壊されるということです。人間の不滅な霊魂が永遠に存在し続けても、人間は存在しなくなりますので、神の愛と命にあずかることは、不可能になります。その状態は、原罪最終的な結果である、霊的な死です。
3.救いの計画
-
- 神は、人間を見捨てることなく、救い、すなわち、罪の支配から解放することと霊的な死を破壊すること、すなわち、神の愛と命にあずかることを再び可能にすることを約束してくださいました。
- この約束を成就するために、神は旧約時代において必要な準備をされました。
4.贖いのわざ
-
- 神の救いの計画を実現(約束を成就)するために、神の御独り子が人間になって (受肉の神秘)、イエス・キリストにおいて神性と人間性が繋がりました。
- イエス・キリストは、常に神のみ旨を従って生きることによって、人間に対する神の愛を完全に現し、人間を神のもとに引き寄せてくださいました。
- 父である神のみ旨を従って生きることによってイエス・キリストは、自分の人生を神に奉献しました。この奉献の完成させた十字架上の死によって、イエスは永遠の契約を結んだと同時に、人類と神の和解を実現し、人間が再び神の愛と命にあずかることを可能にしてくださいました。
5.永遠の命への道
-
- 人間となられた神の御独り子であるイエス・キリストを信じること、すなわち、イエス・キリストを自分の主として認め、洗礼を受けることによってどんな人でも神と和解し、神の愛と命にあずかって神の子となります。
- 主イエスの教えに従い、その模範に倣って生きることによって、人間は自分の人生を神に奉献し、イエスとの交わりを深めると同時に、神との交わりを深めながら永遠の命の恵み(三位一体神、すなわち、父と子と聖霊、また、救われたすべての人々との完全な愛の交わりに永遠に生きる恵み)を受け入れることができるのです。