四旬節第4火曜日 (ヨハ 5,1-3a.5-16)

「イエスは、神殿の境内でこの人に出会って言われた。『あなたは良くなったのだ。もう、罪を犯してはいけない。さもないと、もっと悪いことが起こるかもしれない。』」ヨハ 5,14

「ベトザタ」と呼ばれた池の周りに集まった病人たちは、象徴的に罪によって苦しんでいる人々を表しています。そして、イエスは、助ける人がいなかったために38年間もこの状態に生きていた人の体を癒すことによって、ご自分自身が魂を癒すことのできる、つまり、罪を犯すことによって神から離れた人を神との正しい関係に導くことのできる、唯一の人であることを示してくださったのです。

私たちはイエスを信頼して、イエスの助けを受け入れることによって、今まで犯した罪の結果から解放されて、私たちの創造主であり、父である神との正しい関係に生きることができますように祈りましょう。

聖なる父よ、
受難節の務めに励む者の心を清めてください。
過越の神秘をふさわしく迎え、
救いの喜びを人々に伝える者となりますように。
聖霊の交わりの中で、
あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子、
わたしたちの主イエス・キリストによって祈ります。アーメン。

四旬節第4月曜日 (ヨハ4,43-54)

「ガリラヤにお着きになると、ガリラヤの人たちはイエスを歓迎した。彼らも祭りに行ったので、そのときエルサレムでイエスがなさったことをすべて、見ていたからである。」ヨハ4,45

現代の人は、イエス・キリストが2000年前にパレスチナでなさったことと、今日までご自分の体である教会を通して全世界でされたことを知ったら、ガリラヤの人たちと同じようにイエスを歓迎するはずですが、実際にイエスを自分の人生に受け入れるためには、いろいろな執着や先入観から自由になって、開かれた心を持つ必要があると思います。

ますます多くの人々が、心を開いてイエスの愛の力を見出すことによって、イエスを唯一の救い主として認め、イエスと共に生きることによって、心の最も深い望みを満たしていただき、永遠の命にあずかることができますように祈りましょう。

救いの秘跡によって世を新たにされる神よ、
教会があなたの恵みのうちに成長し、
困難の中にも助けを見いだすことができますように。
聖霊の交わりの中で、
あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子、
わたしたちの主イエス・キリストによって祈ります。アーメン。

四旬節第3土曜日 (ルカ18,9-14)

「徴税人は遠くに立って、目を天に上げようともせず、胸を打ちながら言った。『神様、罪人のわたしを憐れんでください。』言っておくが、義とされて家に帰ったのは、この人であって、あのファリサイ派の人ではない。だれでも高ぶる者は低くされ、へりくだる者は高められる。」ルカ18,13-14

恐らく、心の奥底で誰でも正しい人、善い人になりたいと思うものですが、いろいろな理由で善い人になるのは無理であると思い込んで、自分の欠点や悪いところを正当化したり、他の人のせいにしたり、またそれが自分の特徴や性格であると決めつけたりして、それをそのままで生きる人もいれば、自分の欠点や悪いところを無視して、自分がすでに善い人であると信じ込んで、善い人のふりをしている偽善者として生きる人もいます。どちらの場合も、少し気楽になることができても、成長することも、心の望みに応えることもできないのです。

私たちは、自分の欠点や弱点や悪いところを認識しながらも、たとえ自分だけの力では無理であっても、私たちを創造してくださった方の力によって必ず善い人、正しい人になれると信じることができますように。そして、神に心を開いて、最も完全な人間であるイエス・キリストに倣って生きることによって成長し、真に善い人、正しい人になることができますように祈りましょう。

わたしたちの父である神よ、
喜びをもって受難節の典礼を行なうわたしたちが、
御子の死と復活の神秘にあずかり、
その豊かな実りを味わうことができますように。
聖霊の交わりの中で、
あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子、
わたしたちの主イエス・キリストによって祈ります。アーメン。