四旬節第4主日B年 (ヨハ3,14-21)

「光が世に来たのに、人々はその行いが悪いので、光よりも闇の方を好んだ。それが、もう裁きになっている。」ヨハ3,19

もし、あなたが心から求めているものを見つけた時に、余計な荷物を手にしていたならば、どうしますか。恐らく、殆どの人は、自分の手を自由にするためにこの重荷を下して、空いた手で見つけたものを手に入れると答えるのではないでしょうか。これは、常識だと思いますが、実際に私たちはそのような常識に従わないことが少なくないようです。

私たちが持っているものに執着し、また、物質的な物だけではなく、物事に対する自分の理解や自分の生き方に慣れすぎると、それ無しに生きることはあり得ない、少なくとも、それなしに生きることは難しいという確信を持つようになり、それを失うのを恐れるようになります。そのために、このような執着や慣れが、常識に従うことができない一つの理由になるのです。

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四旬節第3金曜日 (マコ12,28b-34)

「律法学者はイエスに言った。『先生、おっしゃるとおりです。「神は唯一である。ほかに神はない」とおっしゃったのは、本当です。そして、「心を尽くし、知恵を尽くし、力を尽くして神を愛し、また隣人を自分のように愛する」ということは、どんな焼き尽くす献げ物やいけにえよりも優れています。』」マコ12,32-33

人間は神を深く知れば知るほど、神に対する人間の愛が深まり、愛の表現が変わっていきます。私たちの命をはじめ、私たちを囲んでいるすべてのものが神の賜物であると実感している人は、神に感謝します。神の賜物、働きと言葉が表している神の愛と知恵、また、素晴らしさと偉大さを知った人は神を賛美し、ほめたたえます。神の愛が無条件で、変わることがなく、人間の罪と死よりも強いものであると分かれば、人間は神に信頼し、自分のすべてをゆだねます。賜物よりもその与え主が大事であり、自分の望みを適えるために神の助けを受けるよりも、神から与えられた使命を果たすことが大事であると分かるほどまでに神を知るようになった人は、神と一つになりたいと望み、自分を神に奉献します。

私たちは、ますます深く父である神を知ることによって、神に対する私たちの愛が、神との完全な一致に至るまで段々と深まっていきますように祈りましょう。

全能の神よ、
信じる者の心にいつくしみを注いでください。
あなたの民が正しい道から外れることなく、
永遠のいのちのことばにいつも従うことができますように。
聖霊の交わりの中で、
あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子、
わたしたちの主イエス・キリストによって祈ります。アーメン。

四旬節第3木曜日 (ルカ11,14-23)

「わたしが神の指で悪霊を追い出しているのであれば、神の国はあなたたちのところに来ているのだ。」ルカ11,20

この世に働いている力の中では、そのやかましさのために、悪の力が一番強いものに見えるでしょうが、イエス・キリストがご自分の言葉と行い、特に復活によって示してくださった通りに、実際に最も力強いのは、イエスが示した静かな愛の力なのです。

私たちはどんな状況においても、イエスの教えに基づいて愛の最終的な勝利を信じ、いつも愛を頼りにして、愛に忠実に生きることができますように。そして、私たちの中にある悪にも、外にある悪にも打ち勝ち、愛の力を証しし、愛が支配している神の国の味方がますます増えますように祈りましょう。

聖なる父よ、
み前にへりくだって祈ります。
主の過越の神秘をふさわしく祝うことができるよう、
回心の道を歩み続けるわたしたちを力づけてください。
聖霊の交わりの中で、
あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子、
わたしたちの主イエス・キリストによって祈ります。アーメン。