四旬節第2月曜日 (ルカ6,36-38)

「あなたがたの父が憐れみ深いように、あなたがたも憐れみ深い者となりなさい。」ルカ6,36

父である神の愛といつくしみは無限ですし、神はそのすべてを私たちに与えたいと望んでおられますので、私たちが完全に満たされることを妨げる唯一の問題というのは、私たち自身の心であるわけです。

私たちはイエス・キリストに従い、私たちの愛が非常に小さなものであってもそれを実践することによって、自分の心の成長を促進することができるように祈りましょう。そして、神の愛といつくしみをますます豊かに受け入れることによって、最終的に愛である神ご自身を受け入れることができますように祈りましょう。

すべてを治められる神よ、
あなたは、魂をいやすためにからだの節制をお命じになりました。
わたしたちがすべての罪を遠ざけ、
あなたの愛のすすめにこたえることができますように。
聖霊の交わりの中で、
あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子、
わたしたちの主イエス・キリストによって祈ります。アーメン。

四旬節第1土曜日 (マタ5,43-48)

「あなたがたも聞いているとおり、『隣人を愛し、敵を憎め』と命じられている。しかし、わたしは言っておく。敵を愛し、自分を迫害する者のために祈りなさい。あなたがたの天の父の子となるためである。」マタ5,43-45

自分に対して敵意を持って悪を行う人々を憎み、彼らを傷付けたり殺したりするならば、朽ちるものを守ることができるかもしれませんが、憎む人の仲間、他人に害を与えたり、他人を殺したりする人の仲間になるのです。けれども、彼らを愛する、つまり、彼らのために善を行うならば、朽ちるものを失うかもしれませんが、愛する人の仲間、善を行う人の仲間になります。イエス・キリストのお蔭で、今は恵みの時ですので、誰でも自分の生き方と自分の仲間を自由に選ぶことができるのです。

ますます多くの人々がイエス・キリストの生き方を選んで、神の子になり、イエスをはじめ、他の神の子らと共に父である神の愛にあずかって、永遠に生きることができますように祈りましょう。

永遠の父よ、
罪深い民をあなたに立ち帰らせてください。
わたしたちが、一つの必要なものを絶えず求め、
愛の業を通して、ひたすらあなたに仕える者となりますように。
聖霊の交わりの中で、
あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子、
わたしたちの主イエス・キリストによって祈ります。アーメン。

四旬節第2主日B年 (マコ9,2-10) 

「すると、雲が現れて彼らを覆い、雲の中から声がした。『これはわたしの愛する子。これに聞け。』」マコ 9,7

非常に多くの人々は、とても単純な規則に従って生きているようです。それは何かというと、楽しみや愉快をできる限り増やすことと、悲しみや苦痛をできる限り減らすことなのです。恐らくそのような生き方によって、できる限りの幸せな人生を送れるものと思っているのでしょう。けれども、実際に楽しいものであっても、人に害を与えるものもあれば、苦しみが伴っても、人間のために良いものがあります。幸福を求めてこのような規則に従って生きる人は、害を招いたり、善を拒否したりして、結果的に不幸になっても不思議ではないと思います。

イエスは全く違う規則、決断や選択の違う基準を私たちに与えてくださいます。この基準というのは、楽しみや愉快でもなければ、悲しみや苦痛でもありません。それは愛、つまり隣人のために善を求めることなのです。

確かに人が、この規則に従って愛に生きるなら、大きな喜びを体験することもあれば、大きな悲しみや苦しみを体験することもあります。けれども、この人はどんな目にあっても、愛し続けることができるならば、出会ったすべての人のためにいつも善を行い、必ず人間として成長しますし、そして、何よりも重要なこととして、人間の真の幸福の源である神に近づき、神との絆をますます強めるのです。これこそ、この人にとっても、この人が会う他者にとっても、最善の生き方になるのです。

聖なる父よ、
あなたは「愛する子に聞け」とお命じになりました。
みことばによってわたしたちを養ってください。
信仰の目が清められて
あなたの顔を仰ぎ見ることができますように。
聖霊の交わりの中で、
あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子、
わたしたちの主イエス・キリストによって祈ります。アーメン。