灰の水曜日(マタ6,1-6.16-18)

「施しをするときは、右の手のすることを左の手に知らせてはならない。あなたの施しを人目につかせないためである。そうすれば、隠れたことを見ておられる父が、あなたに報いてくださる。」マタ6,3

私たちを愛しておられる父である神の導きを無視して、自分の欲望に従って罪を犯す人は、神から離れ、隣人を傷つけ、また、隣人のためになすべき善を怠り、罪の対象と不健全な絆を結ぶことによって自由を失い、神との関係、隣人との関係、さらに自分との関係を悪くしてしまいますので、段々と正しく生きることができなくなるのです。

今日から始まる四旬節の恵みを感謝しながら、私たちは、この40日の間に特に力を尽くして、祈りと愛のわざと節制によって、神との関係、隣人との関係、さらに自分自身との関係をより正しくし、イエス・キリストがご自分の死と復活によってもたらしてくださった救いの恵みを、ますます豊かに受け入れることができますように祈りましょう。

人々の回心をお望みになる神よ、
受難節の初めに当たり、
福音を信じてキリストの弟子となったわたしたちに、
悪霊に対して戦う力をお与えください。
聖霊の交わりの中で、
あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子、
わたしたちの主イエス・キリストによって祈ります。アーメン。

年間第6火曜日 (マコ8,14-21)

「イエスはそれに気づいて言われた。『なぜ、パンを持っていないことで議論するのか。まだ、分からないのか。悟らないのか。心がかたくなになっているのか。目があっても見えないのか。耳があっても聞こえないのか。覚えていないのか。』」マコ8,17-18

イエスが5千人を五つのパンで、また、4千人を七つのパンで満たされたことを体験しても、自分たちのために一つのパンしか持っていないことを心配した弟子たちは、ファリサイ派の人々と同じように、自分の経験から何も学んでいないことを表したのです。

イエスが遣わしてくださった聖霊を受けて初めて、過去の経験を理解してイエスのことを信じ、与えられた使命を果たした弟子たちと同じように、聖霊の光に照らされて、日常の出来事の中でキリストの働きと導きを見出して、イエスをますます強く信頼して、一層忠実に従うことができますように祈りましょう。

いつくしみ深い父よ、
あなたはわたしたちを選び、光の子としてくださいました。
わたしたちが罪のやみに迷うことなく、
いつも真理の光のうちに歩むことができますように。
聖霊の交わりの中で、
あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子、
わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。

年間第6月曜日 (マコ8,11-13)

「ファリサイ派の人々が来て、イエスを試そうとして、天からのしるしを求め、議論をしかけた。」マコ8,11

ファリサイ派の人たちと同じように、自分の正しさを信じて、自分の人生において何も変える必要などないと思っている人たちは、どんな体験をしても、どんなしるしを見ても何も学ばないし、自分たちの生き方や考え方を疑うよりも、体験そのもの、また、しるしそのものを疑って、自分の生き方や考え方を正すチャンスを無駄にしてしまうのです。

私たちは、自分の限界や自分の勘違いや自分の罪を認めることができますように。そして心を開いて、いろいろな出来事や体験において神の働きと神の導きを見出して、それに相応しく応じることによって、人間として成長していきますように祈りましょう。

恵み豊かな神よ、
わたしたちの信仰、希望、愛を強めてください。
すべてに越えてあなたを愛し、
約束された永遠のいのちを受けることができますように。
聖霊の交わりの中で、
あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子、
わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。