年間第5木曜日 (マコ7,24-30)

「そこで、イエスは言われた。『それほど言うなら、よろしい。家に帰りなさい。悪霊はあなたの娘からもう出てしまった。』」マコ7,29

親は子どもに何かを頼まれたら、それを与える前に、まずこれが必要であるかどうかとか、あげることによって子どもに悪い影響を及ぼさないかどうかとか、子どもがそのようなものを正しく用いることができるかどうかなどを、考える必要があるのではないかと思います。そうしないと、頼まれたものを与えることによって子どもを喜ばせても、結果的に使ったお金や与えたものが無駄になるだけではなく、子ども自身が害を受ける恐れ、あるいは他の人に害を与える恐れがあるのです。

私たちの最善なあり方を求めておられる父である神が、私たちに何を与えればいいか、また、いつ与えればいいかを一番よく知っておられますので、私たちは父である神を信頼することができますように、また、求めている賜物を受け入れるために準備しながら、それを忍耐強く待つことができますように祈りましょう。

天地万物を治められる神よ、
あなたの民の祈りをいつくしみをもって聞き入れ、
世界に平和への道を示してください。
聖霊の交わりの中で、
あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子、
わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。

年間第5水曜日 (マコ7,14-23)

「(イエスは) 次のように言われた。『人から出て来るものこそ、人を汚す。中から、つまり人間の心から、悪い思いが出て来るからである。みだらな行い、盗み、殺意、姦淫、貪欲、悪意、詐欺、好色、ねたみ、悪口、傲慢、無分別など、これらの悪はみな中から出て来て、人を汚すのである。』」マコ7,20-23

人間の悪い思いや悪い行いの原因は、外にあるのではなく人の心の中にあるということを、イエス・キリストが教えています。そのために、人間はいくら努力しても、環境や仲間を変えることができたとしても、心の中にある問題を解決しない限り、正しく生きることも幸せになることもできないのです。

私たちは正しく生きるために、表面的な努力に留まらず、父である神のいつくしみ深い愛を信頼し、勇気を出して自分の心をありのままに知ることができますように。そして、自分の心の中にある問題や悪を認めることによって心を開き、イエス・キリストの働きに協力して心を清めていただき、すべての束縛から解放されますように祈りましょう。

聖なる父よ、
あなたは倒れていた世界を、
キリストの死によって、
新しいいのちに立ち上がらせてくださいました。
信じる者を罪の束縛から解放し、
終わりのない喜びを味わわせてください。
聖霊の交わりの中で、
あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子、
わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。

 

年間第5火曜日 (マコ7,1-13)

「イエスは言われた。『あなたたちは自分の言い伝えを大事にして、よくも神の掟をないがしろにしたものである。・・・ こうして、あなたたちは、受け継いだ言い伝えで神の言葉を無にしている。』」マコ7,9.13

周りの人々と同じように生きることによって、たとえ幸せにならなくても、これが「人生そのものだ」とか、「人生からこれ以上に何も期待できない」などのように考えたりして、安心することができるかもしれません。逆に、別の生き方に幸せになる可能性を見出しても、これを実行することは、非常に難しいものです。なぜなら、昔から慣れている生き方と違って、この新しい生き方を不自然に感じるし、また、周りの皆と異なる生き方をすると不安に感じることも、批判されることや変人扱いされることもあるからです。

私たちを創造し愛しておられる神は、人間に相応しい生き方を誰よりもよく知っておられるし、この生き方を聖書の言葉を通して教えてくださいますので、この事実を新たに意識して、父である神と御言葉を信頼することができますように。そして、私たち自身の内や外にあるいろいろな妨げを乗り越え、御言葉に従って生きることによって、多くの人々に、すべての人々のために創造主である神が定めてくださった最高の生き方を、示すことができますように祈りましょう。

全能の神よ、
あなたのゆるしは限りなく、
そのあわれみはすべてに及びます。
あなたを探し求める人に恵みを注ぎ、
水遠の喜びを与えてください。
聖霊の交わりの中で、
あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子、
わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。