年間第13金曜日 (マタ9,9-13) 

「イエスはこれを聞いて言われた。『医者を必要とするのは、丈夫な人ではなく病人である。「わたしが求めるのは憐れみであって、いけにえではない」とはどういう意味か、行って学びなさい。』」マタ9,12

ファリサイ派の人々のように、神が罪人を犯罪人として扱い、厳しい裁判官のように罪人に、定められた罰を与える方であると思う人々は大勢いるようですが、実際に神はイエスが教えてくださったように、罪人を病人として扱い、医者が患者を助けるように、罪を犯した人に必要な助けを与えようとしておられるのです。

罪を犯した人々が、イエス・キリストが現してくださった神のいつくしみ深い愛を知るようになって、安心して神のもとに近づき、罪から解放されて、平和と喜びと愛に満たされた人生を送ることができますように祈りましょう。

年間第13木曜日 (マタ9,1-8) 

「『人の子が地上で罪を赦す権威を持っていることを知らせよう。』そして、中風の人に、『起き上がって床を担ぎ、家に帰りなさい』と言われた。その人は起き上がり、家に帰って行った。」マタ9,6

   イエス・キリストは、多くの人々を父である神のもとに導いてくださったことによって、ご自分自身に罪をゆるす権威、つまり人間を神と和解させる力があるということを、示してくださいました。

キリストによって父である神と和解させていただいた私たちは、イエスと同じように、神と親しい、愛の交わりのうちに生きることによって、多くの人を神のもとに導くことができますように祈りましょう。

全能の神よ、
あなたのゆるしは限りなく、
そのあわれみはすべてに及びます。
あなたを探し求める人に恵みを注ぎ、
水遠の喜びを与えてください。
聖霊の交わりの中で、
あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子、
わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。

年間第13水曜日 (マタ8,28-34)

「イエスが、『行け』と言われると、悪霊どもは二人から出て、豚の中に入った。すると、豚の群れはみな崖を下って湖になだれ込み、水の中で死んだ。」マタ8,32

   非常に大きな破壊力を持っている悪霊は、人間の最も恐ろしい敵でありますが、殆どの人はその存在さえも認めていないがゆえに、悪霊がもたらす危険性を全く無視している現在、悪霊は自由に働き、多くの悪事を行っているのです。

洗礼を受けた時に悪霊とそのわざを退けた私たちは、常にイエス・キリストと繋がっていて、イエスの働きを受け入れることによって、悪霊の罠に陥ることなく、その攻撃に対抗することができますように祈りましょう。