6月9日 年間第9金曜日 (マコ12,35-37)

「大勢の群衆は、イエスの教えに喜んで耳を傾けた。」マコ12,37

   聖書は聖霊を受けた人々によって書き記されたものですので、聖霊の導きに従って聖書を読む人だけが、神の言葉の真の意味、神ご自身が語っておられることの正しい意味が分かるのです。

私たちは、イエスに倣って、開かれた心をもって聖書を読み、受けたメッセージに従って生きることによって、ますます深く神ご自身を知ること、つまり、神との関わりを深めることができますように祈りましょう。

年間第9木曜日 (マコ12,28b-34)

「『心を尽くし、知恵を尽くし、力を尽くして神を愛し、また隣人を自分のように愛する』ということは、どんな焼き尽くす献げ物やいけにえよりも優れています。」マコ12,33

   私たちは正しく生きているかどうか、つまり、人生の目的に近づいているかどうかということを見分けるために、自分が愛において成長しているかどうか、つまり段々と利己心から自由になっていって、自分のためによりも他の人の真の善のために、ますます力を尽くしているかどうかを見る必要があります。

愛に満ちた完全な人生を生きたイエス・キリストと接することによって、私たちは、愛とはどんなものであるかを学び、愛に根ざす生き方を身に付けることができますように祈りましょう。

すべてを治められる神よ、
あなたは先にわたしたちを愛してくださいました。
この愛に支えられるわたしたちが、
いつも心から兄弟に仕えることができますように。
聖霊の交わりの中で、
あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子、
わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。

年間第31木曜日 (ルカ15,1-10)

「言っておくが、このように、悔い改める一人の罪人については、悔い改める必要のない九十九人の正しい人についてよりも大きな喜びが天にある。」ルカ15,7

ファリサイ派の人々のように、罪を犯した人は罰するべきであるとか、避けるべき者であると思う人々が大勢いるようですが、イエス・キリストが教えてくださった通り、父である神にとって、罪を犯す人こそは、助けと癒していただくことを必要としている人なのです。

私たちが罪を犯すときに、私たちを諦めることなく、助けるために絶えず働いておられる神に感謝しながら、神の助けを受けて、父である神の喜びとなることができますように祈りましょう。

聖なる父よ、
あなたはキリストによってわたしたちをあがない、
神の子どもとしてくださいます。
あなたの愛を受けた民を顧み、御子を信じる人々に、
まことの自由と永遠の喜びをお与えください。
聖霊の交わりの中で、
あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子、
わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。