6月10日 教会の母聖マリア (ヨハ19,25-34)

「イエスは、母とそのそばにいる愛する弟子とを見て、母に、『婦人よ、御覧なさい。あなたの子です』と言われた。それから弟子に言われた。『見なさい。あなたの母です。』そのときから、この弟子はイエスの母を自分の家に引き取った。」ヨハ 19:26-27

私たちは、自分のお母さんを選ぶことができませんが、御ひとり子は、人間になる前にご自分のお母さんとしてマリアをお選ばびになりました。マリアは、その使命を完全に果たしたからこそ、イエスは、マリアのもとで、成長し、完全な人間になられたのです。

イエス・キリストは、ご自分のためだけではなく、ご自分のからだである教会のため、つまり、この教会であるキリスト者一人ひとりのためにもマリアをお母さんとしてお選びになったのですから、私たちには、産みのお母さん以外に、もう一人お母さんがいることを常に意識し、マリアに守られながら、マリアの模範と導きに従って生きることによって、神の愛の内に成長して、完全な愛の交わりにたどり着くことができますように祈りましょう。

あわれみ深い父である神よ、
十字架につけられた御ひとり子は、
ご自分の母であるおとめ聖マリアを、
わたしたちの母として与えてくださいました。
マリアの愛に助けられ、あなたの教会が、
日々、信じる人々の誕生と成長を喜び、
母としてすべての民の家族を迎え入れることができますように。
聖霊の交わりの中で、あなたとともに世々に生き、
支配しておられる御子、
わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。

聖霊降臨の主日C年 (ヨハ14,15-16.23b-26)

「あなたがたは、わたしを愛しているならば、わたしの掟を守る。わたしは父にお願いしよう。父は別の弁護者を遣わして、永遠にあなたがたと一緒にいるようにしてくださる。」ヨハ14,15-16

イエス・キリストの霊を受ける人は、イエス・キリストと同じように愛に生きる能力を受け入れます。この能力を発展させ、実らせるために、愛を実践する必要があります。

愛を実践する努力は、愛の能力を発展させ、自分の中にある愛を成長させるために、必要であるだけではなく、聖霊の働きを受けるためにも、結果的に、私たちの愛が完成されるためにも不可欠なものなのです。

というのは、聖霊は、ただの力や能力だけではなく、父である神とイエス・キリストと同じように生きた神であり、ペルソナ(位格)でであるからです。聖霊は、私たちを愛してくださる方、私たちの愛を求めておられる方なのです。すべての人々がその望みに応えて、愛に生きるように、聖霊は常に働いてくださいますが、私たちの自由意志を尊重しておられますので、私たちの承諾がなければ、私たちの内で自由に働くことができないのです。

愛に生きるための私たちの努力は、私たちが求めるような成功を収めなくても、聖霊の導きに従いたいという私たちの望みの表現でありますので、必ず、聖霊との交わりを深めるものになっています。同時に、この努力は、聖霊の働きを承諾する表現にもなっていますので、私たちが愛を実践するように努力すればするほど、聖霊がますます自由に、ますます力強く私たちの中で働くことができるのです。

私たちの努力の結果というよりも、聖霊の働きの結果として、私たちは、愛に生きることを不可能にするいろいろな束縛から自由になり、少しずつイエス・キリストが愛したように、愛するようになりますし、イエス・キリストご自身の姿に変えられて行くのです。

すべての人の父である神よ、
きょう祝う聖霊降臨の神秘によって、
あなたは諸国の民を一つの聖なる教会に集めてくださいます。
聖霊を世界にあまねく注いでください。
教会の誕生に当たって行われた宣教の働きが、
今も信じる民を通して続けられ、
豊かな実りをもたらしますように。
聖霊の交わりの中で、
あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子、
わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。