年間第26火曜日 (ルカ9,51-56)

「弟子のヤコブとヨハネはそれを見て、『主よ、お望みなら、天から火を降らせて、彼らを焼き滅ぼしましょうか』と言った。イエスは振り向いて二人を戒められた。」ルカ9,54-55

誰かが自分の望みを満たさないならば、ヤコブとヨハネのように、この人により大きな害を与えることによって復讐したいと思う人、また、実際に復讐する人が大勢いるようです。けれども、イエス・キリストは歓迎されない時のみならず、迫害された時も、十字架に付けられた時にも、復讐しなかっただけではなく、この人たちのためにできる限り善を行ったのです。ご自分の加害者に対するこのような態度によってイエスは、罪人に対する神ご自身の忍耐と善意、つまり、無条件で変わることのない愛を、示してくださったのです。

私たちは、神のいつくしみ深い愛を感謝しながら、イエス・キリストと同じように、自分に対して善を行ってくれた人のためだけではなく、悪いことをした人のためにも、善を行うことによって、神ご自身の愛を伝えることができますように祈りましょう。

父である神よ、
あなたは、小さい者、自分を低くする者に
天の国を備えてくださいます。
聖テレジアが示した信頼の道をわたしたちも歩み、
聖女の取り次ぎに支えられて、
栄光のいのちにあずかることができますように。
聖霊の交わりの中で、
あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子、
わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。

年間第25土曜日 (ルカ9,43b-45)

「イエスがなさったすべてのことに、皆が驚いていると、イエスは弟子たちに言われた。『この言葉をよく耳に入れておきなさい。人の子は人々の手に引き渡されようとしている。』」ルカ9,43b-44

父である神は、御ひとり子を人々の手に引き渡したことによって、人々への信頼と愛を表してくださいましたが、人々がこの信頼を裏切って、愛を拒否して、キリストを苦しめ殺してしまいました。それにもかかわらず、父である神は、今でも、また、これからも、私たちを信頼して愛してくださっているのです。

ますます多くの人が父である神の望みに応え、イエス・キリストを受け入れることによって、神の愛と神ご自身を受け入れ、自分自身を神にささげることができますように祈りましょう。

聖なる父よ、
あなたは聖ドマス西と十五人の同志を聖霊によって強め、
キリストのあかしとして苛酷な迫害に耐え、
殉教する力をお与えになりました。
聖人たちの殉教を記念するわたしたちに、
信じるために必要な謙虚さと
信じたことを宣言する勇気をお与えください。
聖霊の交わりの中で、
あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子、
わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。
いつくしみ深い父よ、
あなたを深く愛する心をお与えください。
すべてにおいてあなたを愛し、
人の思いをはるかに越えたしあわせに
あずかることができますように。
聖霊の交わりの中で、
あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子、
わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。

年間第25木曜日 (ルカ9,7-9)

「しかし、ヘロデは言った。『ヨハネなら、わたしが首をはねた。いったい、何者だろう。耳に入ってくるこんなうわさの主は。』そして、イエスに会ってみたいと思った。」ルカ9,9

洗礼者ヨハネの言葉を聞きたい、イエスに会ってみたいというようなヘロデの望みは、神の恵み、回心への神の招きでしたが、ヘロデは自分の権力や欲望に執着していて、自分の考え方や生き方を変える覚悟を持っていなかったから、つまり心を閉ざしていたから、この恵みを無駄にしてしまったのです。

イエス・キリストがメシアで、神の子、また真の命への道であると信じている私たちは、いつも開かれた心をもってイエスの言葉を聞き、イエスに従うことによって成長し、イエスの姿に変えられますように祈りましょう。

全能永遠の、神である父よ、
わたしたちの行いが、
いつもみ旨にかなうよう導いてください。
御子キリストのうちにあって、
豊かな実りを結ぶことができますように。
聖霊の交わりの中で、
あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子、
わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。