9月21日 聖マタイ使徒福音記者 (マタ9,9-13)

「イエスはそこをたち、通りがかりに、マタイという人が収税所に座っているのを見かけて、『わたしに従いなさい』と言われた。彼は立ち上がってイエスに従った。」マタ9,9

罪を犯すことによって人間が、自分をはじめ多くの人に害を与えるにもかかわらず、罪を犯し続けるのは、自分を生かしたいとか、もっと豊かな人生を送りたいとか、もっと楽しく生きたいとか、誰かと繋がりたいなどといった望みを満たす他の方法を見出せず、他のアイデアが思い当たらないからだと思います。

人間をそのような罪の暗闇から解放するために、イエス・キリストは罪の真の結果を教えるだけではなく、人間に使命を与えることによって、その人の人生に正しい方向付けと、人生の完成に導く道をも示してくださるのです。

私たち一人ひとりに素晴らしい使命を与えてくださるキリストに感謝しながら、私たちは聖マタイのようにこの使命を受け入れ、それを果たすことによって、他の多くの人を生かすと同時に自分を生かす、有意義な人生を送ることができますように祈りましょう。

すべての人の救いを望まれる神よ、
あなたは限りないいつくしみをもって
徴税人マタイを選び、使徒とされました。
わたしたちも聖人の模範にならい、
聖霊の交わりの中で、
あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子、
わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。

 

9月15日 悲しみの聖母 (ヨハ19,25-27)

「イエスは、母とそのそばにいる愛する弟子とを見て、母に、『婦人よ、御覧なさい。あなたの子です』と言われた。」ヨハ19,26

たとえ聖母マリア本人は、十字架に付けられなかったとしても、最後までイエス・キリストに従い、犯罪人扱いされたイエスの母であることを隠さずに十字架のもとに立つことによって、彼女自身もキリストの苦しみにあずかりました。そして、大きな悲しみと苦しみをもたらしていたこの状態においても、聖母マリアは信仰と希望を抱き、すべてを父である神にゆだねることによって、キリストと同じように自分の苦しみをいけにえに変え、自分自身を神に奉献し、最高の愛を表したのです。

救い主の母としての使命を全うされ、キリストの弟子、神の子となり私たちの母になる使命を与えられたマリアの模範、助けと取り次ぎに支えられて、私たちも、あらゆる状況において、キリストに忠実に従い、与えられた使命を果たすことによって、すべてを父である神にささげ、多くの人のために神の愛と命を伝えることができますように祈りましょう。

聖なる父よ、
聖母マリアは十字架のもとに立ち、
御子イエスと苦しみをともにしました。
教会が、聖母とともに御子の苦しみに結ばれて、
その復活にもあずかることができますように。
聖霊の交わりの中で、
あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子、
わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。

 

9月14日 十字架称賛 (ヨハ3,13-17)

「そして、モーセが荒れ野で蛇を上げたように、人の子も上げられねばならない。それは、信じる者が皆、人の子によって永遠の命を得るためである。」ヨハ3,14-15

昔と同じように、現在においても、キリストの十字架は多くの人にとって愚かなもの、つまずかせるもの、自分の人生と何の関係もないと思われるものです。けれども、イエス・キリストを知った私たちにとって、その十字架は、神の愛のもっともすぐれた啓示、永遠の命の源、人間を神のもとに引き寄せる一番大きな力なのです。

十字架称賛を祝うことによって、残酷で不正な死刑であった十字架を、それだけ大きな恵みに変えてくださったイエス・キリストに感謝しながら、私たちもキリストの十字架において、神の無条件の愛を見出して、力付けられ、自分自身の十字架を、神の愛と神の命を多くの人々に伝えるものに変えることができますように祈りましょう。

聖なる父よ、
あなたは人類の救いのために、
御ひとり子が十字架をになうようにお定めになりました。
十字架の神秘を信じるわたしたちが、
永遠にその勝利にあずかることができますように。
聖霊の交わりの中で、
あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子、
わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。