最後の警告

4.反キリストの支配と最後の浄化

残念ながら、警告という神のいつくしみの偉大なわざの経験にもかかわらず、神の招待を拒否し、神に反対する人々がいるでしょう。このため、社会の二極化が進み、同時に神の敵の羨望と残酷さが深まり、警告の直後はキリストとその教会の勝利の時ではなく、激しい迫害の時となり、キリストの信者の多くは殉教の死を迎えるるでしょう。というのは、サタンは自分の使いを通して、あらゆる手段を用いて、警告の後に神を選んだ人々の決断を変えさせるように試みます。それから、キリストと共にとどまる人々を完全に全滅させることを目的とする厳しい迫害を起こすということです。神の言葉の予告によると、そのとき、42ヶ月間の反キリストの支配が始まります(黙11,1-2; 13,1-5)[1]

“最後の警告” の続きを読む

最後の警告

3.警告

警告が起こる瞬間、一人ひとりの人は、神が私たちを見るように自分の魂の状態、また、創造主との関係の状態を見る、つまり、この状態を実際にあるように見ることになります。誰もこの真実を否定することも、何らかの形でそれを自分自身から隠したりすることも出来ません。すべての人々は、自分の前で受難のイエスの姿を見て、自分の行いとイエスの愛の絶え間ない拒絶によって、彼にどんな傷を負わせたかが分かります。さらに、一人ひとりが、その瞬間に死んで、最終的に神に裁かれたとしたら、自分の永遠がどうなっていたかをはっきりと認識するようになるのです。

“最後の警告” の続きを読む

最後の警告

2.警告の準備

黙示録において6番目の封印が開かれた後に起こる警告の前には、他の4つの封印が開かれます。Mark Mallett i Daniel O’Connorの解釈によると、2番目の封印の開封(黙6,3-4)[1]は、世界平和の崩壊、すなわち主要な武力紛争の発生、3番目の封印の開封(黙6,5-6)[2]は、世界経済の崩壊、4番目の封印の開封(黙6,7-8)[3]は、社会秩序の崩壊、および5番目の封印の開封(黙6,9 -11)[4]は、キリスト教徒の迫害を象徴的に告げるものです。

“最後の警告” の続きを読む