四旬節第2木曜日 (ルカ16,19-31)

「アブラハムは言った。『もし、モーセと預言者に耳を傾けないのなら、たとえ死者の中から生き返る者があっても、その言うことを聞き入れはしないだろう。』」ルカ16,31

お金は、人間に力を与えます。この力を用いて人間は、いろいろな理由で自分の基本的な必要性さえも満たすことのできない人を、助けるという善を行うことができます。けれども、同じ力を手に入れて自信を持ちすぎて傲慢になり、皆が自分で自分のことをしなければならないと考えるようになって、持っているお金を自分のためにだけ使って贅沢に暮らし、自分の欲望を満たしたりすることによって、自己破滅の道を歩むこともあり得るのです。

人間は、いくらお金を持っていても、それで真の愛を買うことも、真の幸福を買うこともできないという事実を常に意識して、お金を頼りにするのではなく、父である神の愛と導きと力を頼りにして生きることができますように祈りましょう。

聖なる神よ、
わたしたちの心をあなたに引き寄せてください。
愛の霊に満たされて揺るぎない信仰の道を進み、
よい行いを通して豊かな実りをもたらすことができますように。
聖霊の交わりの中で、
あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子、
わたしたちの主イエス・キリストによって祈ります。アーメン。