年間第30火曜日 (ルカ13,18-21)

「そこで、イエスは言われた。『神の国は何に似ているか。何にたとえようか。それは、からし種に似ている。人がこれを取って庭に蒔くと、成長して木になり、その枝には空の鳥が巣を作る。』」ルカ13,18-19

武力に基づくこの世の支配しか知らない人にとって、愛に基づく神の支配は、弱く、自分と何の関係もない、無視しやすいものに見えるのでしょうが、多くの場合、武力に基づく悲しみや死をもたらすこの世の支配は、必ず滅びます。しかし、すべての人を生かし、完全な愛と喜びで満たすことのできる神の支配は、永遠に続くのです。

ますます多くの人々が、イエス・キリストの教えと証しを信頼して、父である神の支配を受け入れることによって、神の愛と喜びにあずかって永遠に生きることができますように祈りましょう。

すべてを治められる父よ、
み旨にしたがって生きる人に、
あなたは神の国の喜びを備えてくださいます。
あなたからいただくすべてのものが、
救いのみわざの完成に役立つものとなりますように。
聖霊の交わりの中で、
あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子、
わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。

年間第34金曜日 (ルカ21,29-33)

「あなたがたは、これらのことが起こるのを見たら、神の国が近づいていると悟りなさい。はっきり言っておく。すべてのことが起こるまでは、この時代は決して滅びない。天地は滅びるが、わたしの言葉は決して滅びない。」ルカ21,31-33

イエス・キリストが約束してくださった神の国は、人類の歴史の自然な発展の結果ではなく、この世界の創造主であり、真の支配者である全能の神の働きの結果、つまり神のわざ、神の恵みなのです。

世界が神の国に近づくのではなく、神の国から離れているように見えても、私たちはキリストの言葉を信頼して、神の国の実現のために、父である神に協力し続けることができますように祈りましょう。

全能の神よ、
あなたの支配に逆らう悪の力を滅ぼしてください。
罪から解放されたわたしたちがあなたの国を待ち望み、
正義を行う者となることができますように。
聖霊の交わりの中で、
あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子、
わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。

年間第30月曜日 (ルカ13,10-17)

「この女はアブラハムの娘なのに、十八年もの間サタンに縛られていたのだ。安息日であっても、その束縛から解いてやるべきではなかったのか。」ルカ13,16

イエス・キリストは、安息日に病人を癒されたことによって、安息日の掟が、絶対的なものではないということと同時に、愛の掟はどの掟よりも大事で絶対的なものであるということを、教えてくださったのです。

私たちはこの教えに従って、いろいろな伝統や習慣、また、聖書に書き記されている言葉や掟を、愛の実践を怠る言い訳に用いることがないように祈りましょう。

聖なる父よ、
あなたはキリストによってわたしたちをあがない、
神の子どもとしてくださいます。
あなたの愛を受けた民を顧み、御子を信じる人々に、
まことの自由と永遠の喜びをお与えください。
聖霊の交わりの中で、
あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子、
わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。